小林麻央さんの 乳がん 治療 から学ぶ。

免疫療法の治験情報. チェックポイント阻害剤を使用した臨床試験.

従来の
がん治療は
大きく3つでした。

うつ(抗ガン剤)
あびる(放射線、重量子線など)、
きる〈外科的切除〉。

これらの
治療で効果がない、
もしくは
徐々に耐性をもったガンが増えてきた場合には
藁をもすがる思いで
高額の医療費をはらい、
オータナディブ医療(代替医療)や
怪しい治療に手を出すしか方法はありませんでした。




しかし
近年の
がん治療はものすごい勢いで進んでいます。


特に
以前は怪しいというイメージだった
免疫療法が激変しています。


国・政府も
より早く医療現場で
免疫療法を使えるよう
スピード認可して
推進しています。

免疫療法といっても
多彩な種類があります。

(光免疫療法について)
www.therapy-for-cancer.com
www.therapy-for-cancer.com




国がスピード認可している
免疫療法は
特に
チェックポイント阻害剤を用いた免疫療法
です。


日本で実施されている
チェックポイント阻害剤を用いた
臨床試験状況をリストアップしました。


詳細は
JapicCTI-No 一般財団法人 日本医薬情報センター iyakuSearch 医薬品情報データベース

検索してください。


2017年11月30日現在

頭頚部ガン
JapicCTI-No. JapicCTI-173640
試験の名称 局所進行頭頸部扁平上皮癌患者を対象に化学放射線療法と併用後に維持療法として用いたMK-3475[ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)]を化学放射線療法単独と比較する無作為化第III相試験(KEYNOTE-412)
組織名 MSD株式会社

肺がん
JapicCTI-No. JapicCTI-152899
試験の名称 化学療法未治療のIV期扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象に,atezolizumab(MPDL3280A,抗PD-L1抗体)とカルボプラチン + パクリタキセルの併用若しくはatezolizumabとカルボプラチン + nabパクリタキセルの併用の有効性及び安全性をカルボプラチン + nabパクリタキセルと比較する第III相非盲検多施設共同ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社

肺がん
JapicCTI-No. JapicCTI-152901
試験の名称 PD-L1発現で選定された化学療法未治療のIV期非扁平上皮又は扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象に,プラチナ製剤(シスプラチン若しくはカルボプラチン)とペメトレキセド又はゲムシタビンの併用療法とATEZOLIZUMAB(MPDL3280A,抗PD-L1抗体)を比較する第III相非盲検ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社 , F. ホフマン・ラ・ロシュ社

肺がん
JapicCTI-No. JapicCTI-152942
試験の名称 化学療法未治療のIV期非扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象に atezolizumab(MPDL3280A,抗PD-L1抗体)とカルボプラチン+パクリタキセル若しくはカルボプラチン+パクリタキセル+ベバシズマブの併用をカルボプラチン+パクリタキセル+ベバシズマブと比較する第III第相非盲検多施設共同ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社 , F. ホフマン・ラ・ロシュ社

肺がん
JapicCTI-No. JapicCTI-163144
試験の名称 IB~IIIA 期非小細胞肺癌の完全切除患者を対象に,シスプラチンをベースとする術後補助化学療法を施行した後にatezolizumab(抗PD-L1抗体)の有効性及び安全性を支持療法と比較する,第III 相非盲検ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社 , F. ホフマン・ラ・ロシュ社

肺がん
JapicCTI-No. JapicCTI-163197
試験の名称 化学療法歴のないIV期の非扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象として,atezolizumab(MPDL3280A,抗PD-L1抗体)とカルボプラチン又はシスプラチン + ペメトレキセドの併用療法をカルボプラチン又はシスプラチン + ペメトレキセドと比較する,第III相非盲検ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社 , F. ホフマン・ラ・ロシュ社

膀胱がん
JapicCTI-No. JapicCTI-142739
試験の名称 プラチナ製剤併用化学療法歴を有する局所進行又は転移性尿路上皮膀胱癌患者を対象に,ATEZOLIZUMAB(抗PD-L1抗体)の有効性及び安全性を化学療法と比較する,第III相非盲検多施設共同ランダム化試験 [IMvigor211]
組織名 中外製薬株式会社 , F. ホフマン・ラ・ロシュ社

前立腺がん
JapicCTI-No. JapicCTI-173574
試験の名称 アンドロゲン合成阻害薬治療歴を有し,かつタキサン系治療に対し治療歴を有するか,不適,あるいは拒否の転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象とした,アテゾリズマブ(抗PD-L1抗体)及びエンザルタミドの併用とエンザルタミドを比較する第III相多施設ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社 , F. Hoffmann-La Roche,Ltd.

尿路上皮ガン
JapicCTI-No. JapicCTI-153032
試験の名称 プラチナ製剤を含む治療の施行中又は施行後に進行した局所進行性、切除不能又は転移性の尿路上皮癌患者を対象とするラムシルマブ及びドセタキセル併用とプラセボ及びドセタキセル併用の第III相無作為化二重盲検プラセボ対照試験
組織名 日本イーライリリー株式会社

尿路上皮ガン
JapicCTI-No. JapicCTI-153087
試験の名称 外科的切除術後の高リスク筋層浸潤性尿路上皮癌患者を対象とした,術後補助療法としてのATEZOLIZUMAB(抗PD-L1抗体)と経過観察を比較する第III相非盲検多施設共同ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社 , F. ホフマン・ラ・ロシュ社

尿路上皮がん
JapicCTI-No. JapicCTI-163427
試験の名称 プラチナ製剤併用化学療法歴を有する局所進行又は転移性尿路上皮癌患者を対象とした,アテゾリズマブの拡大治験
組織名 中外製薬株式会社

卵巣がん
JapicCTI-No. JapicCTI-173529
試験の名称 初発のステージIII期又はIV期の卵巣癌,卵管癌又は原発性腹膜癌患者を対象に,パクリタキセル,カルボプラチン及びベバシズマブとの併用下でアテゾリズマブとプラセボを比較する第III相多施設共同ランダム化試験
組織名 中外製薬株式会社 , F. ホフマン・ラ・ロシュ社

結腸ガン・直腸がん
JapicCTI-No. JapicCTI-163238
試験の名称 MSI-High又はMMR欠損の結腸・直腸癌(IV期)を対象としたMK-3475と標準化学療法を比較する第III相試験(KEYNOTE-177)
組織名 MSD株式会社

固形ガン
JapicCTI-No. JapicCTI-152935
試験の名称 表在性病変を有する固形がん患者を対象としたTBI-1401(HF10)の第1相腫瘍内反復投与試験
組織名 タカラバイオ株式会社

固形ガン
JapicCTI-No. JapicCTI-173607
試験の名称 Cobimetinibと他の抗悪性腫瘍薬の併用投与による進行固形癌患者を対象とした第I相臨床試験
組織名 中外製薬株式会社

その他
JapicCTI-No. JapicCTI-173505
試験の名称 成人の進行性悪性腫瘍患者を対象にFAZ053を単剤投与及びPDR001と併用投与する多施設共同オープンラベル用量漸増第I相試験
組織名 ノバルティス ファーマ株式会社

ガラクトース と ガン細胞 の関係に着目して 光免疫療法 に応用した最新研究

ガラクトースとは編集

グルコースと結合
単糖の一種で、
グルコースとともに
二糖類のラクトース(乳糖)を構成する。

ガラクトースへの分解は
酵素ラクターゼ
(ヒトではラクトースβ-グルコシダーゼ)によって
加水分解される。

ラクターゼ酵素を欠く人は
乳糖が分解しづらく、
乳中の糖類を栄養とすることができない。

牛乳を飲むと
お腹がゴロゴロする。
という人は
ラクターゼの活性化低い場合がおおい。

タンパク質との結合

ガラクトースは
アルブミンのカルボキシル基に結合し、
ガラクトシルアルブミンとなる。

ガラクトシルにより修飾を受けた
アルブミンは
卵巣癌を含む
多くの癌の細胞表面上で
過剰発現していることがしられている。

近年、
進んでいるがん治療の一つ
「光免疫療法」では
このガラクトシルアルブミンを利用した
さらなる改良が進んでいる。

photoimmunotherapy.hatenablog.com

光免疫療法を様々なガンへ応用するためには
ポイントは「抗体」です。


ガラクトシルアルブミンは
糖たんぱく質です。
さらに

特異的な受容体に結合します。

β-D-ガラクトース受容体です。


ガン細胞と光吸収剤の
架け橋なるものは
「抗体」が一般的ですが、
今回の研究のように
受容体とリガンドと呼ばれる組み合わせでも可能です。

いずれにしても
多くの種類のガン細胞に
光免疫療法が応用できれば
将来、ガンは
ステージによらず治療可能な病気となるはずです。

光免疫療法 の治験 を 小林麻央 が受けていれば... 海老蔵も感じているはず.

小林真央さんは残念ながら
2017年になくなりましたが
もし生前に
光免疫療法の治験をアメリカで受けていれば
どうなっていたかと想像してしまいます。



現在、
アメリカで臨床試験が進んでいる
光免疫療法の効果が
徐々に明らかになってきました。

実際の臨床の現場で使われている
免疫療法として「オプシーボ」があります。

こちらの効果は約30パーセント程度と見積もられています。

一方、
光免疫療法の効果は約80パーセント
非常に高い可能性があります。



現在は頭頚部ガンのみの臨床試験結果ですが
徐々にほかのガンにも
応用されていくと思います。



マウスレベルでは
すでに光免疫療法の効果が
いくつかの種類のガンに
有効であることが確認されています。


B細胞リンパ腫
Ann Nucl Med。
2017 Nov; 31(9):669-677。
doi:10.1007 / s12149-017-1197-9。

口腔がん
Mol Cancer Res. 2017
doi: 10.1158/1541-7786.MCR-17-0333.
Syngeneic Mouse Models of Oral Cancer Are Effectively Targeted by Anti-CD44-Based NIR-PIT.

肺がん
Mol Cancer Ther. 2017 (2):408-414.
doi: 10.1158/1535-7163.MCT-16-0663.
Near Infrared Photoimmunotherapy in a Transgenic Mouse Model of Spontaneous Epidermal Growth Factor Receptor (EGFR)-expressing Lung Cancer.

卵巣がん
Oncotarget. 2016; 7(48):79408-79416.
doi: 10.18632/oncotarget.12710.
Near-infrared photoimmunotherapy with galactosyl serum albumin in a model of diffuse peritoneal disseminated ovarian cancer.

多くのがんに光免疫療法は
適用されて
効果が確認されています。


開発者の小林久隆主任研究員の話では
2017年早ければ
日本でも臨床試験が始まるとのことでした。

偶然、
「小林」という同性です。

もし
光免疫療法が多くの癌を治癒することができれば
小林さんは
ノーベル賞確実でしょう。

一刻も早く
日本でも
光免疫療法の治験が開始されることを
望みます。